jasmine 日本語 API リファレンス (jasmine.Spy)

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Spy クラス

Jasmine.Spy は スタブ、スパイ、フェイク、またはモックとして動作するテストの代役です。

Spy は expect より前のスペック処理中に生成してください。 これにより、Jasmine標準 expectation 構文中での利用状況を調べることができます。 Spy は該当する関数が呼ばれたかどうか、また、どのようなパラメータで呼ばれたかを調べます。

Spy はすべてのスペックが終了時に破棄されます。

注意: new jasmine.Spy() を直接呼び出さないでください。 Spy は spyOn、jasmine.createSpy または jasmine.createSpyObj を用いて生成してください。

名前空間:jasmine
バージョン:1.2.0
概要
コンストラクタ
<public>
Spyクラスのインスタンスを初期化します
プロパティ
<private>
identity : string
指定されていた場合、Spyに名前を設定。指定がない場合は 'unknown'。
<private>
isSpy : boolean
このオブジェクトが Spy であるかどうか。
<private>
baseObj : object
このオブジェクトがラップする元オブジェクト。
<private>
methodName : string
このオブジェクトがラップする関数名。
<private>
originalValue : function
このオブジェクトがラップする関数。baseObj[methodName]と同じ。
<private>
plan : function
このオブジェクトが呼ばれたとき実行される関数。
<private>
mostRecentCall : object
このオブジェクトを最も呼び出したオブジェクトのトラッキング
<private>
argsForCall : array
このオブジェクトを呼び出したときの引数を呼び出した回数順に保持する。
<private>
calls : array
メソッド
<public>
Spy が呼ばれたとき実実装を呼び出すよう設定します。
<public>
Spy が呼ばれたときの戻り値を設定します。
<public>
Spy が呼ばれたとき発生させる例外を設定します。
<public>
Spy が呼ばれたとき代わりに実行される関数を設定します。
<public>
Spy を再利用するため、トラッキング変数を初期化します。
詳細
コンストラクタ

Spy コンストラクタ

Spy クラスの新しいインスタンスを初期化します。

構文:
function Spy (
    {string}       [name]
)
パラメタ:
{string}[name]
一意に特定する名前。デフォルトは"unknown"。
メソッド

andCallThrough() メソッド

Spy が呼ばれたとき、実実装を呼び出すよう設定します。

構文:
public {jasmine.Spy} andCallThrough (
)
パラメタ:
なし。
戻り値:
{jasmine.Spy}
jasmine.Spy オブジェクト。
使用例:
var foo = {
    bar: function () {
        // 何か処理。
    }
};

// 既に存在するプロパティ foo.bar に対して Spy を設定します。
spyOn(foo, 'bar').andCallThrough();
        

andReturn(value) メソッド

Spy が呼ばれたとき、指定された値が必ず返されるよう設定されます。

構文:
public {jasmine.Spy} andReturn (
    {object}    value
)
パラメタ:
{object}value
Spy が実行されたときの戻り値。
戻り値:
{jasmine.Spy}
jasmine.Spy オブジェクト。
使用例:
var foo = {
    bar: function () {
        // 何か処理。
    }
};

// 既に存在するプロパティ foo.bar に対して Spy を設定します。
spyOn(foo, 'bar').andReturn('baz');
        

andThrow(exceptionMsg) メソッド

Spy が呼ばれたとき、必ず指定されたメッセージの例外が発生するよう設定します。

構文:
public {jasmine.Spy} andThrow (
    {string}    exceptionMsg
)
パラメタ:
{string}exceptionMsg
発生させる例外のメッセージ。
戻り値:
{jasmine.Spy}
jasmine.Spy オブジェクト。
使用例:
var foo = {
    bar: function () {
        // 何か処理。
    }
};

// 既に存在するプロパティ foo.bar に対して Spy を設定します。
spyOn(foo, 'bar').andThrow('baz');
        

andCallFake(fakeFunc) メソッド

Spy が呼ばれたとき、必ず指定された代替関数が実行されるよう設定します。

構文:
public {jasmine.Spy} andCallFake (
    {function}  exceptionMsg
)
パラメタ:
{string}exceptionMsg
代わりに実行される関数。
戻り値:
{jasmine.Spy}
jasmine.Spy オブジェクト。

reset() メソッド

Spy を再利用するため、トラッキング変数を初期化します。

構文:
public {void} reset (
)
パラメタ:
なし。
戻り値:
なし。

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